火災保険が高くなる理由
ここ最近、火災保険料が高くなる一方です。
個人向け火災保険が高くなる理由をお話します。
まずは知っておきたいこと
火災保険料の決まり方
初めに、火災保険料がどのように決まっているのかを知っておきましょう。

この図のように、多くの人がお金を出し合って貯めておき、その中で火災などの不幸にあってしまった人にお金が渡るという仕組みです。
ここで火災の起こりやすさに注目してみましょう。
火災があまり起きない
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お金を受け取る人が少ない
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みんなで貯めるお金は増えていく
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保険料が下がる
保険会社には、「入ってくるお金と出ていくお金は同じでなければならない」という基本ルールがあります。(収支相等の原則)
よって火災が少なければ、みんなが支払う保険料も安くなります。
では逆に、
火災がよく起こる
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お金を受け取る人が多い
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みんなで貯めるお金は減っていく
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保険料が上がる
先ほどの保険会社のルールで、お金のバランスを取らなければなりません。
よって火災が多ければ、みんなが支払う保険料も高くなります。
保険はバランスでできていることをおさえておきましょう。
火災保険が使える範囲は広い
もう一つ知っておきたいことがあります。
「火災保険」という名前が付いていますが、火災ではない事故でも保険が使えます。

このように幅広く保険を使うことができます。
例えば…
近所にカミナリが落ちて
コンセントにつないでいる家電が壊れた
大雨で洪水、家が水浸しになった
ドロボーに入られて現金を盗まれた
火災ではない事故でも火災保険が使えることも知っておきましょう。
火災保険が高くなる理由(2021年版)
それでは本題です。
高くなる理由:自然災害が増加したから
2018年・2019年は大型台風・豪雨をはじめとする自然災害が多発しました。
火災保険では、「水災(すいさい)」という水の事故で保険金がもらえるものがあります。
これが特に大打撃となりました。
洪水が起こると、一気に多くの家が水びたしになります。
すると火災保険を使って、保険金を受け取る人がドバッと出てきます。

このグラフは、事故にあったお客さんが保険会社から受け取ったお金を表したものです。
色々と書いてありますがポイントは、2018年の棒が大変なことになっている点です。
これだけ多くのお金が出てしまうと、保険のバランスをとるために、火災保険全体を値上げせざるを得ません。
それを受けて多くの保険会社は、2021年1月に値上げを行ないました。
しかし先ほどのグラフから分かるように、2018年の打撃は今回反映されましたが、2019年の打撃がまだ反映されていません。
つまり保険料は今後も高くなっていくということです。

保険会社は、火災保険の分野では赤字になっています。
このままでは保険という助け合いシステムを維持できなくなってしまうので、
・火災保険の値上げ
・細かい補償を下げる
・代理店へのバックを減らす
こういった方法で、どうにか赤字を改善しようとしています。
マイナスばかりではない
保険会社は赤字を改善しようとしていますが、保険がどんどん悪くなるわけではありません。
保険はあくまでもお客さんの万が一を助けるもの。
時代に合わせて補償を良くしていきます。
例えば、
・置き配された物もOK
・火災時の盗難もOK
・預かった物も個人賠償でOK
このように、かゆい所に手が届くように保険を良くしていくのは、大手の保険会社であることが多いですね。
安売りを重視している保険会社は、このあたりで出遅れることが多い印象です。(安いのは良いことですが)
保険料が安い火災保険を選びつつ、補償内容もしっかりと確認すると良いですね。

火災保険を自分で選ぶために
火災保険は自動車保険と違い、インターネット型だから安いというわけではありません。
インターネット型のほうが高いケースもあります。
火災保険の更新が近づいてきたときには、自分の火災保険がベストなものなのかどうかをチェックすることが大切です。







